2019年版ウルトラマラソンおすすめ大会20選!攻略法も大公開!!
自分の友人も参加しており、うち二人は100km初挑戦で見事完走されました。
調べてみると、 国内のウルトラマラソンは自分の想像以上にたくさんありました。
また、どうしたらウルトラマラソン完走できるか?
目次
ウルトラマラソンとは?
ウルトラマラソンとはその名のとおり、フルマラソン以上の距離を走るスポーツです。
100kmともなれば14時間。
丸半日以上、走り続けることになります。
長時間走り続けられる脚力、持久力はもちろんのこと、食事もしっかりとれることも完走への重要な要素です。
次の章では、レベル別のお薦めウルトラマラソン大会をご紹介します。
大会名をクリックしますと、大会HPへ。
大会レポをクリックしますと、最新のレース参加者の声へ移動します。
ウルトラマラソン走力別お薦め大会8選
初心者
四万十川ウルトラマラソン
参加資格:18歳以上の健康な方。
制限時間:100km;14時間/60km;9.5時間
定員 :100km;1,800名/60km;600名
参加費 :100km;18,000円/60km;13,000円
実施月 :10月
日本陸上競技連盟公認コース。
最後の清流と言われる四万十川を横目に走る壮大なコースとなっています。
四万十川を身近に感じ、雄大な自然を充分堪能できます
沿道の応援は暖かく、地元の人たちが最後のランナーを見送るまで声援をかけ続けてくれます。
24回を数える老舗のウルトラマラソン大会。
大会期間中は、街は歓迎一色ムードとなり、前夜祭から心のこもったおもてなしに感激です。
当日の給水、給食も地場名産を多数用意され、2.5kmごとに設置と充実。
そして、長丁場であるレース完走を請け負う「フィニッシュサポーター」の存在も参加者には大きな力となります。
「フィニッシュサポーター」は12時間、14時間のペース設定で、ランナーを完走に導く手助けをしてくれます。
また、レース中のコミュニケーションツールとして、”ウルトラステッカー”も当日配布されます。
”不安””のんびりペース””集中”などの言葉をデザインされたステッカーをウェアに貼って、これまた完走への力となってくれそうです
柴又100K ~東京⇔埼玉⇔茨城の道~
参加資格:18歳以上(高校生は除く)で制限時間内に完走できる走力を有する方。
制限時間:100km(壮年);15時間/100km(一般);14時間/60km;9時間
定員 :100km;2,500名/60kmの部;1,200名
参加費 :100km;22,000円/60kmの部;16,000円
実施月 :6月
日本陸上競技連盟公認コース。
大都会・東京の江戸川河川敷を走り、埼玉、茨城と横断します。
スタート地点は柴又駅から徒歩8分とアクセスは良いです。
コースはほぼフラット。
エイドの数も多く、河川敷ゆえ、当然信号もありません。
高速コースのようですが、問題は気温。
6月初旬の東京はかなり気温が高く、木陰もほとんどないところが難点です。
スタートは6時からウェーブといい、タイム順に10分おきになります。
100kmは、『壮年完走チャレンジ15Hの部』があり、満40歳以上の女子、満60歳以上の男子限定で制限時間が1時間伸びます。
この制度のためか、完走率も高いのが柴又ウルトラマラソンの特徴です。
加えて高いのがエントリー費!
100kmで22,000円は国内最高値となっています。
中級者
サロマ湖100㎞ウルトラマラソン
参加資格:100kmを13時間以内、50kmを8時間以内で完走できる走力の男女。
制限時間:100km;13時間/50km;8時間
定員 :100km;3,550名/50kmの部;550名
参加費 :100km;17,000円/50kmの部;11,000円
実施月 :6月
日本陸上競技連盟公認コース。
スターは、早朝5時。
北海道の美しい大自然の絶景を堪能することが出来るコースです。
ウルトラマラソンの大会の中でも高低差が低く完走率が高いのが特徴です。
初心者にもおすすめな大会ですが、制限時間が13時間と、他の一般的ウルトラマラソンレースに比べ1時間短いため中級者向けとしています。
スタートは、湧別総合体育館で、北海道の大きな湖サロマ湖を一周しながら100㎞の距離を走ります。
フィニッシュは、北見市常呂町スポーツセンターとなり、北見市常呂町百年広場で表彰式が行われます。
チャレンジ富士五大湖ウルトラマラソン
参加資格:18歳以上の健康な男女。
制限時間:118km;15時間/100km;14時間/71km;11時間
定員 :118km;1,000名/100km;2,000名/71km;1,000名
参加費 :118km;19,000円/100km;18,000円/ 71km;14,000円
開催月 :4月
美しい富士山と5つの湖を眺めながら走ることが出来る人気の大会です。
種目は、118㎞のFUJI 5LAKES、100㎞のFUJI 4LAKES、71kmのFUJI 3LAKESの3種類。
チャレンジ富士五大湖ウルトラマラソンの参加賞は、THE NORTH FACE製の大会オリジナルTシャツで、これも人気です。
コースは、最高地点の標高が1058mでアップダウンも多く、難易度は中級レベルです。
走行距離を選ぶことが出来るため、初心者は71kmで美しいコース景観を堪能することもお薦めです。
能登半島すずウルトラマラソン
距離:100km/60km
参加資格:18歳以上で100キロ14時間、60キロを9時間以内に完走できる走力を有する男女
制限時間:100km;14時間/60km;9時間
定員:100km;700人/60km;300名
参加費:100km;17000円/ 60km;12000円
開催月:10月
海、山、林道などの大自然を走り石川県能登半島を満喫できる人気の大会です。
種目は制限時間14時間で走行距離102㎞の100㎞の部と制限時間9時間で走行距離62㎞の60㎞の部の2種類があります。
何故か、普通のウルトラマラソンより2km長いんですね。
能登半島すずウルトラマラソンの100㎞コースには30を超えるアップダウンや急こう配での折り返しなどの難関がいくつかあります。
完走率は70%で難易度は中級レベルと考えます。
78㎞地点には、最大勾配11%で、海抜0mから110m近くまで一気に駆け上る最大の難関「ラケット道路」があります。
ここの難関を登り切ったら椿峠の美しい景色を見ることが出来ます。
100㎞のコースも60㎞のコースもスタートとフィニッシュ地点は県民体育館。
朝の5時にスタートし、暗闇の中で眠気を覚ましながらゆっくりと走り、8㎞地点の軍艦島とも呼ばれる見附島を目指します。
そこから珠洲市街や舟木谷峠などを通って最大の難関であるラケット道路をクリアしたら禄剛崎灯台を通ってゴールへ向かいます。
景観も素晴らしいですが、評価すべきはその運営姿勢。
過去6回とまだ歴史が浅いながらも、ランネットの2017年度評価は第3位となっています。
上級者
歴史街道丹後100㎞ウルトラマラソン
参加資格:満18歳以上の健康な男女
制限時間:100km;14時間/60km;9.5時間
定員 :100km;2,600人/60km;1,400名
開催月 :9月
参加費 :100km;18000円/ 60km;13000円
1300年もの歴史を持つ古墳や神社、美しい大自然などが見どころです。
歴史街道丹後ウルトラマラソンの100㎞コースは、70㎞地点にある標高400mの碇高原牧場が最大の難関。
ここ以外にも、前半の七竜峠を始めとした、起伏の激しいアップダウンが多いコースとなっています。
100kmの完走率は48%から70%台と低く、難易度が高い上級者向けの大会といえます。
100kmの部の制限時間は14時間、60kmの部の制限時間は9時間30分となっており、60kmの部は他の一般大会より30分ほど猶予があります。
歴史街道丹後ウルトラマラソンの100㎞コースはアミティ丹後がスタート地点となり、60㎞コースのスタート地点は久美浜浜公園で日本海沿いを走ります。
どちらのコースもアミティ丹後がフィニッシュ地点となります。
100kmでは着替え、補給食など、自分の荷物をおいておけるドロップパッグが2箇所あります。
53.9km地点の弥栄(やさか)エイドと71.8km地点の碇(いかり)高原エイドがその対象です。
100㎞を10回完走した鉄人に与えられる称号「TI-TAN」(タイタン)。
「誰もが驚くほどの偉業を成し遂げた者」を意味し、過去17年の歴史で誕生した「TI-TAN」認定者は81名を誇ります。
自分も2016年の初ウルトラの際は、「TI-TAN」(タイタン)の大橋さんと何度もエールを交わしあいました。
「TI-TAN」(タイタン)の方と一緒に走れれば、制限時間も大丈夫という安心感が得られます。
2016丹後ウルトラマラソン完走記はコチラ
星の郷八ヶ岳野辺山高原ウルトラマラソン
距離 :100km/71km/42km
参加資格:18才以上の健康な男女
制限時間:100km;14時間/71km;10時間15分/42km;6.5時間
定員 :100km;2,700名/71km;300名/42km;300名
参加費 :100km;20000円/ 71km;15,500円/ 42km;9,000円
開催月 :5月
5月開催。
西の村岡、東の野辺山と言われる東の雄の大会です。
最大標高差は1,000m。
急勾配と照りつける日差しが特徴の、タフなコースとして有名です。
コースは5つの町村をめぐりますが、総人口約3,000名の場所に3,300名のランナーが集い大会は非常に盛り上がります。
途中の温泉は、42kmのフィニッシュ地点にあり、レース中も無料で入れます。
標高が高いため暑さはそれほどでもないとおもいがちですが、高地で太陽が近いため思った以上に体感温度はあがります。
本大会の最大の難敵、標高は1,620mにものぼる馬越峠。
この馬越峠を越えれば、ゴールが見えてきます。
村岡ダブルフルウルトラランニング
距離 :100km/88km/66km/44km
参加資格:18歳以上の健康な方
制限時間:100km;14時間/88km;14時間/66km;11時間/44km;9時間
定員 :100km;800名/88km;300名/66km;300名/44km;600名
参加費 :100km;14,000円/88km;12,000円/ 66km;10,000円/ 44km;6,000円
開催月 :9月
村岡ダブルフルウルトラランニングは、1,000m級の山々を駆け巡る心臓破りの山岳マラソンです。
毎年9月に兵庫県香美町村岡区で開催されています。
エイドの食べ物の豊富さは日本一かも?
フルーツ、お菓子、カレー、ゼリーなどエイドの食べ物充実すぎるほどです。。
100㎞マラソン参加費は14,000円で定員は800名、88㎞マラソン参加費は12,000円で定員は300名となり、スタートはどちらも朝の5時です。
66㎞マラソン参加費は10,000円で定員は300名、スタートは朝の8時です。
44㎞マラソン参加費は6,000円で定員は600名、スタートは朝の10時となります。
村岡ダブルフルウルトラランニングは、1,000m級の山々に囲まれているため、高低差の合計が2,550mまでになります。
アップダウンが多く、上級者向けの難易度が高い大会といえます。
その他のお薦めウルトラマラソン12選(開催月別)
1月
宮古島100kmワイドーマラソン
参加資格:118歳以上で国籍を問わず、各種目を完走できる体力、気力を有する者
制限時間:100km;14時間/50km;7時間
定員 :100km;ー名/50km;ー名/HP上で公開されていません。
完走者は2017年度100km329名、50km92名です。
参加費 :100km;15,000円/50km;8,000円
宮古島での自然の醍醐味を満喫しながら、ともに走る競技者間の交流を深め楽しく走ることにより、健康の増進を図り、合わせて地域活性化の推進に寄与していくことを目的とHPに案内あります。
3月
小江戸大江戸200k
参加資格:地図を読みながら走行できること/交通ルールを守れること/各関門時間を守れること/20歳以上の健康な男女かつ大会記録資格を有するもの
制限時間:230km;36時間/200km;36時間/113km;19時間/91km;14時間
定員 :230km;30名/200km;400名/113km;150名/91km;100名
参加費 :230km;16,000円/200km;14,000円/113km;12,000円/91km;11,000円
スタートは埼玉県川越市の蓮馨(れんけい)寺。
大江戸ナイトラン113kmのみ土曜日の22時スタートで、他は朝8時スタートです。
エイドステーションは230km11箇所、200km9箇所、113kmと91kmは共に4箇所となっています。
チェックポイントが5箇所あり、都庁、六本木、東京タワー、浅草寺、鳥越神社で指定した対象物をカメラ撮影しスタッフのチェックを受けます。
4月
水都大阪100kmウルトラマラニック
参加資格:18歳以上の(高校生は除く)長距離走歩に耐えうる健康な男女
制限時間:100km(アーリー53);15時間/100km;14時間/70km;11時間
定員 :100km;700名/70km;300名
参加費 :100km;12,000円/71km;9,000円
スタートは大阪城。
淀川沿いを走り、大阪城にゴールする大阪では有名なウルトラマラソン大会です。
淀川沿いで景色が代わり映えしないのは精神的には辛いかもしれません。
平地を走る続けるので、山の中を走るより負担は少なく、初めてウルトラに挑戦する人にはおすすめの大会といえます。
6月
いわて銀河100kmチャレンジマラソン
距離 :100km/50km
参加資格:18歳以上の(高校生は除く)長距離走歩に耐えうる健康な男女
制限時間:100km;14時間/50km;8時間
定員 :100km;2,000名/50km;500名
参加費 :100km;15,000円/50km;13,000円
岩手唯一のウルトラマラソンの大会で、みちのくの大自然を満喫しながら走れるコースです。
参加費もウルトラの大会の中では、リーズナブルで、東北では好評をはくしていたのですが。。。
2018年度大会は、がけ崩れのため、中止となりました。
参加料も返金されず、フェイスブックでは”詐欺”だの”対応の悪さ”の指摘など一時期紛糾してました。
5月に一部返金の発表があったものの、大会予定日を過ぎても返金されない方もおり、来年以降の実施は危ぶまれます。
奥武蔵ウルトラマラソン
距離 :78km
参加資格:3年以内に42.195km以上のレースを完走した経験があり、かつ起伏の激しいコースに対するトレーニングを充分積んでいる健康な20歳以上の男女
制限時間:78km;12時間
定員 :78km;1,700名
参加費 :78km;9,800円
奥武蔵の自然の豊かさとコースの厳しさ、エイドステーションの豊富さと温かさを満喫できる大会です。
初夏なので、とても暑いですが、エイドでかき氷なども出るので、楽しみながら、走れるコースです。
飛騨高山ウルトラマラソン
距離 :100km/71km
参加資格:レース当日満18歳以上で、100kmを14時間30分、50kmを8時間00分以内で完走できる走力を有する男女。
制限時間:100km;14時間/71km;11時間
定員 :100km;2,500名/71km;1,000名
参加費 :100km;19,000円/71km;15,000円
コース高低差が約800mある、タフなコースです。
飛騨の町並みや山の上から見下ろす景色は絶景でもあります。
エイドは、おもてなし給水として、高山市の特産品が振る舞われます。
100kmのおもてなし給水は全部で12箇所。
ウルトラマラソン世界遺産シリーズの一つでもある大会です。
隠岐の島ウルトラマラソン
距離 :100km/50km
参加資格:レース当日満18歳以上で、100kmを14時間30分、50kmを8時間00分以内で完走できる走力を有する男女。
制限時間:100km;14時間30分/50km;8時間
定員 :100km、71km先着順で1,200名
参加費 :100km;16,000円/50km;12,000円
島根県隠岐の島全体にまたがるコース。
100kmはグルッと島一周します。
アップダウンの激しい難コースですが、完走率は82。9%(第12回大会)と高めです。
隠岐の島ウルトラマラソンを7回完走すると、”レインボーメダルホルダー”の栄誉が与えられます。
日光100kmウルトラマラソン
距離 :100km/62.195km
参加資格:大会当日満18歳以上の健康な方。100kmを14時間、62.195Kmを9時間30分以内で完走できる走力を有する方。
制限時間:100km;14時間/62.195km;9時間30分
定員 :100km;1,800名/62.195km;700名
参加費 :100km;22,000円/62.195km;15,000円
ウルトラマラソン世界遺産シリーズの一つです。
他チャレンジ富士五湖・飛騨高山ウルトラマラソン、白山白川郷ウルトラマラソンがあります。
世界遺産、奥日光、鬼怒川温泉などの名所を駆け巡るコースです。
2017年の開催は7月でした。
2018年は2度めの開催となります。
7月
北オホーツク100Kmマラソン
距離 :100km/50km
参加資格:レース当日満18才以上(高校生は除く)で100kmを14時間00分、50kmを9時間00分以内で完走できる走力を有する男女。
制限時間:100km;14時間/50km:9時間
定員 :100km;800名/50km;400名
参加費 :100km;17,000円/50km;12,000円
数少ない7月のウルトラマラソンレースの一つ。
ランネットの人気ランキングでも毎年上位にくる、隠れ人気大会です。
前夜祭、後夜祭、エイド、沿道の応援など、熱いおもてなしが味わえるそうです。
また、景観が素晴らしいのはもちろんのこと、名物の直線道路など変化に飛んだコース設定です。
9月
白山・白川郷100kmウルトラマラソン
距離 :100km
参加資格:レース当日満18歳以上の健康な男女。
制限時間:100km;14時間
参加費 :100km;20,000円
ウルトラマラソン世界遺産シリーズの一つです。
他チャレンジ富士五湖・飛騨高山ウルトラマラソン、日光ウルトラマラソンがあります。
日本三名山の壱峰を越え、世界遺産を走る、雄大な景色が楽しめる大会です。
コースの標高差は約1,230mもあり、国内屈指の過酷なコースです。
北緯40°秋田内陸リゾートカップ100㌔チャレンジマラソン大会
参加資格:レース当日満18歳以上の健康な男女。
制限時間:100km;13時間/50km:7時間
定員 :100km;1,350名/50km;350名
参加費 :100km;16,000円/50km;14,000円
2018年で23回を数える、歴史ある大会です。
沿道の応援、エイドの充実度ともに素晴らしい大会との声をよく聞きます。
ただし、制限時間が13時間とかなり厳しめの大会です。
よって、2017年は完走率が52.1%とかなり低い結果となっています。
2017北緯40°秋田内陸リゾートカップ100㌔チャレンジマラソン大会レポ
12月
沖縄100Kウルトラマラソン
距離 :100km/22.5km
参加資格:レース当日満18歳以上の健康な男女。
制限時間:100km;14時間/22.5km:8時間
定員 :100km;1,000名/22.5km;200名
参加費 :100km;18,000円/22.5km;4,000円
2018年度第3回開催が決定しました。
募集は7月中旬を予定してると発表がありました。
沖縄本島南部エリアの海沿いを巡るコースは、景観も最高のようです。
12月の沖縄の平均気温は18.7度。
暑い時期に多いウルトラマラソンとしては、絶好のコンディションでしょう!
こうして見てきますと、あんなに苦しいウルトラマラソンを走ってみたくなってくるのが不思議です。
特に評判のいいレースは、そこでしか見られない景色や、そこでしか味わえないエイドを体験してみたいとおもってしまいます。
ファンラン目的でもいいですが、せっかく出るのですから、やはり完走したいですよね。
自身の経験も交えて、ウルトラマラソンを完走するための攻略法を披露しちゃいます。
これだけやれば、絶対完走!!かも!?
ウルトラマラソン攻略法10選
フルマラソン以上の距離、長い時間、どうしたら克服し、完走できるのか?
この章では、そのあたりを考察してみたいと思います。
1.距離走行を実施する時間の確保
本番で100㎞を走るためには50㎞以上の距離走を数回行っておく必要があります。
仮に50㎞を6分/㎞で走ったとしても、5時間かかります。
60㎞走ろうとすると6時間です。
私自身、初ウルトラマラソンの丹後100kmマラソン前は、半年間1ヶ月に1度は50km以上走る日をつくりました。
長い時間走り続ける練習は、一人だとなかなか大変です。
ですので、お薦めは仲間とマラニック(リュックを背負い、楽しみながら走る)です。
食料、水分をしっかりとりながら、ゆっくり長く走る練習が大事です。
2.長時間走り続けるメンタルの強化
100kmのレースともなれば、10時間以上通常かかります。
レースに一緒に出る友人がいたとしても、一人で長い時間走ることを克服するメンタルの強さは必要です。
50kmを練習で一人で走れないとしても、30km及び3時間ないし4時間は一人で走る練習も必要だと考えます。
3.食べながら走る
仲間とマラニッックすることをお薦めしてきました。
長時間走る続けるには、食べることも本当に重要です。
長く走ることで胃が揺さぶられ、食べ物を受け付けなくなってしまうこともあります。
私のお薦めは、早めにできる限りエネルギーを補給しておくことです。
炭水化物、固形物を食べ、慣れることが本番対策になると考えます。
4.アップダウン・未舗装路を走る
柴又マラソンなどは河川敷でフラットですが、ウルトラマラソンでは稀なコースです。
舗装道路、フラットなコースというウルトラマラソンレースはほとんどありません。
普段の練習も、未舗装道路やアップダウンを長く走る必要があります。
お薦めはトレイルランです。
リュックに補給食、飲料を詰め、仲間と走りにいくのは楽しいです。
5.走りきらなければならない理由を作る
友人や家族に自分は必ず完走すると公言をするもの非常に効果があります。
自分にプレッシャーをかけること、メンタルを養います。
逆に、完走できたら、自分の好きな食べ物をごちそうしてもらうとか、ご褒美をおねだりしてもいいかもしれません。
何がなんでもやるぞ!と精神面でも自分を奮いたたせること。
そして、完走したあとの充実感、達成感、楽しさを思い描くことが、大事だと思います。
6.SNSで公言する
前述にもかぶりますが、SNS上の友達に公言すると、励ましの声があつまります。
最近のレースではランナーズアップデートというのがあり、ゼッケンNO等から現在のタイムなどがわかります。
応援NAVIでは、今現在、どこを走っているのかなども知られてしまいます。
また、自分で登録すれば、10km、20kmのなど、ポイント毎のタイムを自動でSNSにアップするシステムもあります。
レース前に自分のゼッケンNOをSNSに公開し、自分を奮い立たせる一つの手ですね。
7.レースシューズ
長丁場であるので、クッション性のある靴のほうがいいかもしれません。
大事なのは、練習で何度か試し履きをしておくことです。
靴ずれ、豆などおこさないよう、充分に慣れさせた勝負靴を用意することが大事です。
8.レース中の持ち物
エイドでの補給食、飲料で充分賄えますので、それらは携帯する必要はないとおもいます。
お守り程度にジェルなど数個持っておくのはいいかもしれません。
自分は足攣り防止にカルシウムとマグネシウム補給にMagーonを持参します。
また、本当に吊ってしまった時のリカバリーとして、芍薬甘草湯、コムレケアも持ちます。
それと、長丁場ですと身体のどこかに痛みが生じる可能性も大いにあります。
痛み止めとして”ロキソニン”は必ず持参します。
また、胃を痛める可能性がありますので、胃薬も一緒に服用します。
9.ドロップバックの活用
ウルトラマラソンレースでは、途中に自分の持ち物を置いておけるドロップパッグ制度を入れてるレースがあります。
利用できるのであれば、活用しない手はありません。
長い距離を走りつづけるので、気分転換にウェアを変えるのも良いです。
自分は丹後ウルトラマラソンのときは、靴下、下着などもおいておきました。
雨の中のレースだったので、足裏もふやけてしまい、持参しといてよかったと記憶しています。
また、絆創膏など、救急セットも必須です。
使わなければそれにこしたことはありませんが、安心感が得られます。
10.仲間の応援を味方にする
もし、観戦に来ていただける友人がいるのでしたら、何km地点に来ているのか聞いておきましょう。
苦しくても、あの地点までいけば、仲間に会えると思うと人間火事場のクソ力が出たりするものです。
そして、仲間に励まされると、また新たな力が湧いてきたりもするものです。
あと、何kmで仲間に会えると思い、最後の力を振り絞ったつもりなのに。。。
仲間に会い、ちょっと休憩をとるだけで、あら不思議!
新しい力が漲ってきたりします。
フルマラソン以上の距離を克服すれば、ちょっとした自信にもなります。
普通ではなかなか出来ない達成感も味わえます。
そんな生のレース記録を次章でどうぞ。
2018年柴又100kmウルトラマラソン観戦記
2013年から毎年応援し続けいている柴又100kmウルトラマラソン。
今年も仲間が走り、内二人は初の100km挑戦でした。
スタート
正式な大会名は”柴又100K ~東京⇔埼玉⇔茨城の道~”だそうです。
その名のとおり、1都2県を横断します。
コースはひたすら平坦な江戸川河川敷を50km上り、折返しを50km下ってきます。
100kmに挑むメンバーは4人。
100km壮年の部で6:00スタートの初100km完走を目指す美ジョガーマミタン。
100km一般の部で6:30スタート、これまた初100km完走を目指すナマタン。
100km一般の部で京都から参戦、丹後100kmを共に完走した京都から参戦のシンチャン。
100km一般の部で表彰台、8時間半超えをを狙う6:40スタートのサブ3ランナータクミン。
それぞれのスタートを生では見送れませんが、応援NAVIで見送りました。
30km、70km地点エイド
往路30km地点、復路70km地点にエイドを作ります。
毎年恒例の水撒き隊もスタンバイ。
ここ江戸川河川敷は、木陰が一切ありません。
選手はガンガンに照りつける日差しを常に浴びながら、100kmの道のりを目ざします。
我ら、応援隊の霧吹きも年々グレードアップしてます。
そんな中、必要なのはなんといっても水。
好意で無料休憩所を提供してくれてるお宅から、毎年水をお借りしています。
このエイドでの霧吹き隊はランネットの大会レポでも、感謝の声が寄せられました。
往路70kmからの応援
70km以降、ラストの30kmは本当にキツイです。
できれば、全員並走し、ゴールを見届けたいのですが、それがかなわないのが毎年の悩みです。
タクミン、しんちゃん、ナマタン、マミタン、全員を70km地点エイドでもてなし、見送ります。
一昨年までは、電車で先回りし、いくつかに別れて応援してました。
昨年からは車で移動しながら、応援、ピンポイントで何回か後半の苦しいところで応援できます。
ゴールまでの並走
今回は初100km挑戦者が2名。
是が非でも、この2名には完走してもらいたく、応援にも熱が入ります。
タクミン、シンチャンはゴールできることを信じて、まずは残り20km、80km地点に向かいます。
すると、ナマタン登場。
かなりつらそうなのと、GPS時計、スマホ共に電池切れと。
ここからラスト20km並走することにしました。
グループLINEで他の状況も確認すると、カオリンがマミタンにラスト15kmk並走してると。
暑さはどんどん和らいでいきますが、人もまばらになってくる後半、ランナー各人本当につらそうです。
感動のゴールシーン
あたりも暗くなり、制限時間も刻一刻と迫ります。
この暗がりの中、提灯の明かりが示すゴールは本当に感動的です。
応援していた4人とも見事完走。
タクミンは8時間半切りならずも、見事PB更新。
シンチャンも丹後100kmの記録を上回りゴール。
そして、なまたん、マミタンも見事初100km完走しました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ウルトラマラソン、出場してみたい?完走してみたい??と思いましたか???
私自身、6年前に初めて100kmレースを観戦したのが、この柴又100kmでした。
その頃は、常人のすることではないと思っていましたが、”お帰りなさい”と連呼して感動したのはよく覚えています。
毎年、感動を味わえる柴又100kmウルトラマラソン。
今年も初100km完走者が仲間うちからでて、感動させてもらいました。
彼らが完走できたのは普段の練習の賜物であることは間違いありませんが、、、。
100kmという途方もない距離を一人走り抜くには、+αの力が必要です。
このレポートで、壁を乗り越えようとするランナーの少しでもお役に立てれば幸いです。
馬具座椅子 匠の腰楽座椅子 コンフォシート
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