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ワラーチの作り方とその効用は!?100均のビーサンで自作してみました。

メキシコの先住民族、タラウマラ族(ララウリ族)が履いて走ることで人気となったワラーチ。
先日作り方を知り、会社の通勤など、夏場の靴はこれで過ごしています。

 

ランニング用夏サンダル!ワラーチの魅力満載レポート!!

この快適サンダルを100均のビーチサンダルで作りましたので、今回はこちらのレポート!

ワラーチの作り方

本来であれば、ビブラムシートとパラコードの素材。
それに、
型とり用に、ペン、ハサミ
穴あけ用に、ポンチ、金槌、下敷き
などの付随道具が必要です。

 

 

※画像をクリックするとショップにとびます

 

詳しい作り方、作業工程はコチラ

3 ワラーチの作り方

ビーサンワラーチは、100均で買ったサンダル、伸びるヒモのみ。
また、穴あけは、一箇所のみなので、穴の形にこだわらなければ、ハサミや千枚通しなどで簡単に穴あけできます。

100均で用意したもの

・ビーチサンダル

・伸びる靴紐

 

自分はシューズのサイズは25,5cmなのですが、ワラーチは足の面とピッタリで履きます。
自分の場合は、24.5cmでピッタリでした。

 

製作時間

5分

右足での紐の通し方を写真参照してください。

 

鼻緒の先にもう一つ穴をあけ、裏側から紐を通します。

鼻緒から伸びた紐をくるぶしの外側から足首一周させます。

 

内側のくるぶしのところで、今度は外側から穴に紐を通します。

 

甲の紐の下側を通し、右側に紐を伸ばします。

最後は甲で紐を結びます。余った紐は外側にくるようにします。

この紐の通し方は、”man3DALs”と呼ばれ、裸足ランの第一人者である”坂田満”さんが、度重なる試行錯誤のうえ、考案されました。

 

非常に理にかなった結び方で、”ゆるふわりん”と称し、ひもは外れない。
しかし、締め付けないという、画期的なワラーチの結び方だと思います。

今回は伸びる紐で作ってしまったので、ピチッっとしてますが、紐にパラコードを使えば、こんな感じの、”ゆるふわりん”ワラーチになります。

こんなにも簡単に作れてしまうワラーチ。
ですが、一口にワラーチといってもその種類は様々。

 

ワラーチ様々

ルナサンダル

自作が面倒。
おしゃれなものがいいという方はコチラ。

ベアフットランニングを確立したランニング用サンダルメーカーのルナ。
アマゾンなどで変えますが、値段はそこそこします。

ワークショップ

自分は初めて作ったのがワークショップです。
趣味で作られている方がおり、身体一つそこに行き、気に入ったビブラムシートパラコードを選びます。
後はマニュアルに基づき、自分で型とり、穴あけ、紐を通していきます。
仕上げは、きちんと紐がとおっているか?
適正な長さなどトレーナーに見てもらい、完成です。

代々木公園

 

ワラーチキット

作り方を覚えてしまえば、ネットでも素材は調達できます。

ワラーチキットのお店

 

100円ショップで調達

200円で出来る、圧倒的なコスパ。
ただし、ソールが跳ねるため、ワラーチ本来の目的である、裸足でも耐えうる脚づくりには、マイナスかも?

 

 

箱根駅伝往路109km走で2種類のワラーチ走を実践

 

夏休み、箱根駅伝の往路区間を走りきろうというFacebookイベントに参加しました。
13:30に東京大手町、読売新聞社前を出発。
夜通し走り、24時間かけて箱根駅伝芦ノ湖の往路ゴールを目指します。
ワラーチ生活を始め、1ヶ月半の状況で走破出来るか不安でしたが、ワラーチで挑みました。
ワラーチで走った所感を綴ってみます。

ワラーチで走ると足裏で地面をつかむ感覚が実感できます。
ただし、硬いアスファルトの衝撃がダイレクトに脚にきますので、脚が出来てないうちは、テーピングなどでの筋肉補強が重要です。
実際、50kmほど走ったところで、脹脛がかなり張ってきたのを感じました。

ソールのクッションがないため、他のメンバーよりピッチは多めです。
脚への衝撃回数自体も、シューズよりは多いということですね。
50km過ぎた辺りでの脹脛の張りにより、ビーサンワラーチに変更しました。

ロードではピッチが他のランナーと同じくらいになり、楽に感じました。
ただし、紐がゴムのため甲にあたり、今度は足の甲の痛みが生じてくることに。
後になって考えましたが、ソールがあるため足裏で地面をつかむ感覚がなくなってきたこと。
これにより、足裏のアーチがなくなってきたことが考えられます。
それにより、足の甲が張ってきたのも感じました。

箱根湯元は東京から90km地点。
そこから”天下の険である箱根山”の上りが始まります。
ビーサンワラーチでは足の甲が腫れ、ゴム紐が食い込み痛みが激しくなってきました。
そこで、山の上りは再びワラーチで、足の甲への負担を減らし、上りはじめました。

 

国道1号線の最高到達地点は箱根山です。
874mのこの地点から、ラストの芦ノ湖までは下りになります。
ラストの下りは脚への負担軽減を考え、ビーサンワラーチで行いました。

 

ワラーチ生活を2ヶ月してみて

 

写真は2ヶ月使ったワラーチの靴底です。

ミッドフットの跡と、アーチの跡がくっきりしてきました。

 

自分は扁平足であり、足底筋膜炎の患いが常にあったのですが、アーチが出来てから、完全に足の裏の張りがなくなりました。

※扁平足:乳児期のように、土踏まずがなくなっている状態。地面からの衝撃吸収、緩和が難しくなり、脚全体への負担が大きくなります。したがって、怪我のリスク、長時間の歩行が困難になったりもします。

引用元:たけしの家庭の医学番組サイト

自分は扁平足だったのですが、明らかにアーチが出来てきて、膝などへの負担が軽減してきたと思います。
会社への行き帰りもワラーチにしており、シューズを履く機会が減ったことが大きいと感じています。
足に合わないシューズを履いたり、体重増加や運動不足などにより、土踏まずのくずれに繋がることも、現代病の一つであると、最近は特に感じています。

ワラーチ通勤の記事はコチラ

 

まとめ

実は4年ほど前からワラーチの存在は知っていました。
しかし、なかなかつくる機械がなく、友人の紹介でワークショップに出かけたのがきっかけです。
そこで、ワラーチは実は裸足で生活するためのステップだということを知りました。

裸足で生活していると、先にも書いたように足底にアーチが出来てきます。
3点で、しっかり地面を掴むようになり、足本来の機能を呼び覚ますので脚腰の負担が減ります。
ただし、現代はアスファルトが多いため、裸足で歩くには危険であり薄いワラーチを履くのです。

そして、ワラーチで走るときの重要な注意点。
ランニングシューズと同じような距離、速度で走ること、当初は控えてください。
アーチが出来ていない状態、正しい脚が出来てない状態でのランは負荷が大きいです。
しっかり慣れてきてから、距離を伸ばす、速度を上げるようにしてください。
自分もワラーチ生活1ヶ月半で100kmトライしたのは早すぎたかもしれません。

1週間は足の甲が張り、歩行困難でした。
中足骨に支障出ていたかもしれませんね?

 

★私がこの記事でお伝えしたいこと
1.ワラーチは裸足へのステップと考えること
2.ワラーチ生活初期はランシューズと同じように走らないこと

 

 

 

 

 

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